動画で語られていること
作り方を引き継げる機会を目標に変える
『スマブラSPECIAL』は、前作と同じバンダイナムコスタジオで制作しています。スタッフや開発環境も、ある程度引き継げます。『X』や『for』で会社や体制が大きく変わったときと比べ、制作資産を使いやすい条件が揃っていました。
ならば、過去のファイターを全員戻せないか。これが全員参戦の出発点です。ただ、前作が終わってから考え始めると、スタッフの仕事が空いてしまいます。そこで前作の最後のDLC発表と重なる時期から、次の企画を準備していました。大きな目標も、それを作れる体制と合わせて考えています。
引き継ぎながら手触りを組み直す
過去のファイターが戻ってきても、前の数値をそのまま使うわけではありません。本作は『for』からさらにテンポを上げています。慣れた人には刺激があり、不慣れな人もなんとかついていける。その境目を目指して、動きや技、音なども見直しています。
ステージも、3DS版とWii U版のものを集め、なるべく多く入れています。一方、媒体がディスクからカードへ変わると、容量が厳しくなりました。内容を増やすには、入れ方の工夫も必要です。音楽は圧縮技術によって、前作時代の約4分の1の容量へ抑えています。
組み合わせで原作の体験を思い出させる
一人用も充実させたい。でも、対戦部分だけで膨大な量があり、亜空の使者のような敵やステージ、ムービーをもう一組作るのは無理があります。そこで、すでにあるファイターや条件を組み合わせ、別作品の場面を思い出させる遊びにしました。
それがスピリッツ戦です。コレクションにするだけでなく、手に入れる戦いにも原作を感じられるようにします。得たスピリッツにはレベルがあり、育てることもできます。新しい素材を大量に作れなくても、借りているキャラクターや世界の多さは生かせます。
自分の制作に持ち帰る
このサイトの編集者による応用の問いです。
- 過去の制作物を使う企画では、引き継げるものと、体験を変えるために直すものを分けてみましょう。
- 新しい素材を増やせない条件を置き、既存要素の組み合わせで別の意味を作れないか考えてみましょう。
動画で確かめる
気になる場面から、元動画を見返せます。
出典動画
桜井政博のゲーム作るには / 元の再生リスト:企画コンセプト
日本語字幕を資料に、説明・理由・具体例を独自に整理・再構成しました。公式記事ではありません。正確な内容は元動画で確認してください。
